2011年2月12日土曜日

私的クラブ論




最近数年ぶりの再会に出会う機会が多い。
というより意図的に再会しているという方が正しい。
それは歳を重ねた自分を忘れさせてくれるひとときであり、
歳を重ねた自分を再認識させられるひとときでもある。

20代の頃、とことんのめり込んだクラブの世界。
比較的、年上DJとの出会いが多かった僕は、
その先輩DJ達や、そこで出会った年上の人たちと
一緒にイベントを開催したり、時には一緒に仕事をする事になったり。
まぁ、色々な経験や勉強をさせてもらいました。

しかし、環境は変わっていくもの。
人は年を重ねる事で最年少でいられた環境から
少しずつ自分より年下の人間が出てくるものだ。

当たり前だ。

私が20代前半の頃慕っていた年上の人たちの当時の年齢と
今の自分は同じ年または年上になっているのだ。

仕事でもそう。
今までは「まだ若いから」「若いのに○○だねぇ」などと
若い事が何でもまかり通っていたのに、
今は、その「若い」が理由にならない歳になり、
スタッフをマネジメントする立場になっているではないか。

しかし、僕が過ごしたクラブという空間は、
日々、コンテンツに対する進化はしているものの、
根本的な部分は、良い意味でそのままだ。

久しぶりにその空間に入る事で、
年を重ねる前の自分に一瞬でタイムスリップさせてくれる。
タイムスリップする事で日々のストレスや年上を演じる面倒さから解放される。
しかし、この開放感の味をしめる事で人間的成長も止まってしまう。

でも、この解釈は間違っているのかもしれない。

昔と変わらずいられる仲間が成長していないわけではない、
僕はここ数年この環境から距離を置いていたからこそ
久々のこの空間をタイムスリップと感じているのだ。
今も昔もずっとこの空間にいる人たちはこの空間にいながら皆成長している。
そして、成長した人たちによってこの空間も良き部分は維持しながら成長している。

過去を振り返らず、未来を見る事は大事かもしれない。
でも現在進行形を過去にせず未来もしっかり見る事はもっと理想な生き方だと思う。

僕は勝手に新しい何かを見つけた瞬間に現在進行形を過去にしていたのかも。
もっと得てきたものを大事にするべきだと思う今日この頃でした。

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