2011年2月11日金曜日
MADE IN BANGLADESH
コットンの世界的原価急騰による
綿製品値上げラッシュが今年の最大の悩みであろう繊維業界。
ピーク時で例年の3倍近くの高騰を見せた。
あまりピンとこないが、この相場は1800年代アメリカで起きた南北戦争以来だそうだ。
年始の挨拶の風物詩タオルから始まり、
世の中の綿製品はこのデフレ不況の中、確実に逆行していくだろう。
そんな中、日本ではユニクロがいち早く第三の生産地として
バングラデシュへの進出を遂げた事は記憶に新しい。
しかし、ふたを開けてみれば欧米大手アパレルブランドにほとんどの工場が囲い込まれている状況だ。
当初の計画の半分も進んでいないという噂もある。
ここ数年の日本国内への進出が目立った北欧の低価格ブランド。
いまでは殆どがMADE IN BANGLADESHだ。
私も実際に現地に行き、生産工場事情を見てきたが、
やはり後進国。先進的サプライヤーは数が限られ殆どが不十分なサプライヤーばかり。
そんな中、世界中が中国にかわる生産国を探せと言わんばかりの投資ラッシュ。
現地先進的サプライヤーは企業努力をする必要も無く数年先のオーダーまで確保できている状態だ。
競争が無い市場の為、企業努力の必要が無い今の状況にコストダウンという考えが無く
バングラにコスト安を求めて飛び立った企業はいく先々のサプライヤーが提示する価格に、
落胆の意を示している事だろう。
しかし、人口が異常に多いこの国。工員の需要はたくさんある。
このまま投資が進めば繊維産業も広がり、競争が自ずと出てくるであろう。
この国の市場への投資を短期的に見るか長期的に見るかが最大のポイントになるのではないでしょうか。
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